歯石について
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歯石が付くことにより歯周病が悪化していきます
歯周病が悪化していくようす
健康な口腔内は、引き締まったピンクの歯肉に白い歯がしっかりと支えられています。口臭は気になりません。
「歯垢」は粘着性で細菌を含んだ無色の膜で、放っておくと固まり、「歯石」の元となります。口臭が出始めます。
「歯石」は歯肉に炎症を起こし(歯肉炎)、歯周組織を破壊します。歯肉は縮み、歯は茶色くなり口臭が激しくなります。
歯周炎が悪化すると、歯肉と歯根の間に深い「歯周ポケット」をつくります。歯肉は腫れて出血しやすくなり、歯がガタついたり抜けたりします。激しい口臭が続きます。
引用:ヒルズデータ
歯垢の付着を防ぐために日頃の口腔ケアが大切です。
@歯みがきをしましょう。
ある程度大きくなってからでは、口の中をさわらせてもらうのは難しくなってきます。初めは歯ブラシやガーゼなど歯みがきに使用するものを口に入れさせてくれるように、少しずつ慣れさせるところから始めましょう。歯ブラシやガーゼを飲み込んだりしないように注意してあげて下さい。
A歯によいおもちゃを利用しましょう。
咬んで遊ぶおもちゃを利用することにより歯の汚れを落とすことが期待されます。
(ひずめやプラスチック、金属などの固いものは、歯が割れる可能性がありますのでやめましょう。
テニスボールなどでも、頻繁に噛んでる場合は歯が擦り減ってしまいますので注意が必要です。)
B歯垢のつきやすい子は、つきにくいフードをあげてみましょう。
dryフードを食べている子の方が歯石がつきにくいようです。その他 歯垢防止用のフード(T/D、Hill's等)というものもあります。しかし、尿結石ができやすい子は、dryフードに注意が必要となることもあるので一度ご相談下さい。
それでも歯石がついてきた場合は
スケーリングをして、きれいにしてあげましょう。
処置前
処置後
いったん付いてしまった歯石は、歯みがき等ではとれません。
超音波スケーラー
歯面から歯垢・歯石などの付着物を取り除きます。
歯面研磨(ポリッシング)機
歯石除去後の歯面は粗造であるため、そのままでは急速に再付着しやすいので表面をつるつるに磨きます。
スケーリングは、全身麻酔をかけての処置になりますので、歯周炎がひどくなる前にになる前に歯をきれいにしてあげましょう。<要予約となります>
・無麻酔下での歯石除去のお問い合わせがございますが当院では行っておりません。無麻酔による歯石除去は 当院においては ハイリスクを伴う処置と考えておりますので行っておりません
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